【Gadget】エルゴノミックチェア SIHOO M57 ギシギシ音の解決方法

2020年5月30日土曜日

DIY Gadget

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kazpressoです
今日はオフィスチェアのお話

緊急事態宣言が解除される直前に届いた、エルゴノミックチェア SIHOO M57


約1週間、快適に使ってきたところ、ちょっと気になる点
リクライニングするたびに、”ギギギッ”キシミ音

やっぱ中華製はこんなものか?言ってしまえばそこまでですが、
kazpressoは現役メカ系エンジニア
今こそ、RCI/CA(Root Cause Investigation 原因追求/Corrective Action 対策)の見せ所です(笑)

それでは順に解決していきましょう

1.いつ音が鳴るか? (RCI その1)
リクライニングで倒していくときに、”ギギギッ”、戻す時も”ギギギッ”となります
動いているときに、鳴っているように見えますね
もう一歩、深堀りするために、今度はリクライニングロックで同じことをすると
背もたれが動かなくとも、荷重かける/抜くを繰り返すと同様に、”ギギギッ”音が鳴ります
これより、背もたれ荷重をかけるときに、支持部から音が鳴っていると考えられます

2.どこで鳴っているのか? (RCIその2)
なかなか座っていては、お尻の下の音の、場所の特定難しいですよね
また、”ギギギッ”となるのはほんとに一瞬、目視でその瞬間を捉えることは難しいです
この手の音は、いわゆるStick & Slipによって発生しています
よって音の場所はわからずとも、何かしらの振動を手で感じれば場所の特定ができます
そこで、荷重を受ける支持部で、最も怪しいシャフトの根っこを指で触って
背もたれに荷重をかけると…
”ギギギッ”シンクロして、支持部に”コキン”動きがあるのを指で感じることができました


3.どう解決するか? (CAプラン)
荷重により、接合面にStick & Slipが発生していることがわかりました
Stick & Slipを防ぐには?
 ・完全に滑りを止める(リジット化)
 ・スムーズに連続的に滑りを許容する
前者は溶接でもすればよいですが、ちょっとkazpressoの家庭では現実的ではなありません
後者で解決するには、滑りを良くする → 潤滑改善 → KURE 55-6?
浸透潤滑剤は瞬間的には効きますが、油膜薄くすぐ乾き長期的な潤滑は期待できません
そこで、同じ呉工業のKUREグリースメイトを塗布することに


4.結果 (CAとResult)
大正解!スプレーを塗布し、わずか数回ストロークすることでで”ギギギッ”音はなくなりました
指で支持部を触ってみても、”コキン”とした動き感じることはなく
グリスにより連続的な摺動に変化した模様です

ついでに予防的観点で、その他の可動部(ヒンジ)にもグリススプレーを塗布
もうバッチリですね!

いつ鳴っているか?どこで鳴っているか?なんで鳴っているか?
これがわかれば、大抵は解決できます!諦めずに、みなさんお試しください

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